あつく、ゆるく

人見知り・アガリ症の雑記ブログ。ソロギターと外乗が好き。

発表会に出てみな 飛ぶぞ ~はじめてのピアノ発表会~

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手がふるえ、左手の記憶がぶっ飛んだ

はじめてのピアノ発表会を終えて。

 

みなさんこんにちは、kyonです。

 

去る11月28日。

ピアノの発表会に出てきました

岡山県矢掛(やかげ)町で開催された『第22回スタインウェイピアノリレーコンサート』です。

 

過去記事にも書いていますが、ピアノを習うことはやめています。

www.atsu-yuru.net

 

ピアノ教室での発表会ではなく、だれでも参加できる自治体主催のピアノコンサートに参加させていただきました。

個人で思い立っての応募でした。

  • 参加費は無料(応募多数の場合は抽選)
  • 1000万円をこえるスタインウェイのピアノが弾ける
  • ステージ発表の経験になる
  • 気になったらチャレンジしてみる

ということで申し込んでいたんですよ。

希望者が多ければ抽選でしたが、無事に出演決定のはがきが届きました。

 

もうね、当日までずっと緊張ですよ。

 

「仮病で休もうかな」と思ったことも1度や2度ではありません笑。

当日も、会場まで行っただけでも自分をほめてあげたいです。

会場について満足して、帰ろうとしましたから笑。

 

でももう戻れない。

受付をすませて会場に入ります。

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会場入場

おぉ広い会場。

広いステージにピアノが1台だけ。

 

「こ、これは緊張する(;・`д・́)...」

 

弾いている人たちがうまくて、勝手にプレッシャーがかかります。

しかも小学生が多い。

小さい子が立派に弾ききっているのを見て、さらに緊張。

 

「こ、この中で弾くのか(;・`д・́)..」

 

5番前になったら控え室へ。

待ち時間が一番緊張しますね。

 

緊張の本番

そしていよいよ本番。

名前が呼ばれてステージに出ます。

 

ステージライトで逆光ですが、客席が若干みえます。

コロナで間隔をとりながらですが、それなりに埋まっているではないですか。

 

手が震えそう。

緊張はピークに。

鍵盤に指をおろします…。

 

 

うわっ!

なんだこれ!!

 

めちゃくちゃいい音。

 

透明感がすごい!

自分が弾いているのに、音に感動してしまう笑。

ピアノがいいだけでこんなに演奏が変わってしまうのか。

伴奏弾いている左手が気持ちいい。

曲の世界に入り込めそうだ。

手はふるえているが、これはいけそう。

 

と、思っていたら…

 

左手がとびました。

 

いや、わかっていたんですよ。

不安なパートが近づくにつれて「あっヤバい」と本能的に感じました。

 

もうね脳が拒否するんですよ、思い出すのを。

パニックです。

左手がわからない。

 

「あっ無理。」

思い出そうとしても思い出せないのを瞬時に悟りました。

 

でも我ながらよく頑張りました。

とまらずに弾き続けたんですよ。

右手だけで。

良い意味での”あきらめ”があったんですよね。

 

まぁなんとかなる。

いや、

なんとかできる。

 

ほんとうにそう思いました。

 

繰り返しで一番かっこにもどる数秒間、右手(メロディ)だけで弾ききりました。

とっさの判断です。

 

思い切って”左手を捨てる”という決断を一瞬でした自分をほめてあげたいです笑。

メンタルが強いのか弱いのかわからない笑。

 

なんとか1曲弾ききりました。

手がふるえて細かいミスは何か所かありますが。

 

しかし、まだ終わっていません。

 

このリレーコンサートは1組5分。

わたしが弾いた曲は、初心者用の本にのっているアレンジなのでかなり短いです。

なので、わたしは2曲で応募していました。

 

「も、もう1曲ある(;・`д・́)..」

 

ということで動揺しながら、次の曲へ。

 

次の曲はとくに大きなミスもなく無事弾けました!

もちろん細かいミスは(ry

 

1曲目でうまくリカバリーできたのが自信になったのか。

あるいは、吹っ切れたのか。

 

とにかく、終わりよければすべてよし!

最後に観客のみなさんに一礼してステージをおりました。

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発表会を終えて

いやー緊張しました。

この緊張感を小さいうちから経験している児童&学生たちには敬意しかありません。

 

しかし、若干予想はしてましたがまさか本当に”飛ぶ”とは苦笑。

 

でも、とても楽しかったです!

なんだこの達成感。

気持ちいい。

 

観客の方も温かく、終わったあとに話しかけられました!

嬉しかったなぁ。

左手はほとんどドミソくらいしか弾いていない初心者用アレンジだったのに。

それでも聴いてくださった方に何かしら残ってくれたとしたら、これ以上のことはありません。

 

初発表会で学んだこと

スタインウェイがめちゃくちゃいい

とにかくスタインウェイのピアノがすごすぎる!

これに尽きます。

音の透明感がすごい!

上でも書きましたが、自分の音に感動してしまいました笑。

次の音を求めて体が勝手に動く感じ。

ピアノに導かれているかのような感覚でした。

スタインウェイを弾くことができてほんとうに良かったです。

 

「そんなに根を詰めなくてもいいのよ。あとはピアノが教えてくれるから」

(引用元―『ヤクザときどきピアノ』)

 

まぁ左手が”飛んだ”んですけどね苦笑。

 

道具(ピアノ)でこんなに変わるのか。

やっぱりいい道具を持つべきだ。

 

うまく描くの禁止』という本に「苦手だと思っていたことが道具を変えるだけで解決した。実は道具が原因だった。」という話が出てきます。

まさにそれを実感しました。

もちろん、ホールの設計とか他の要因もあるのでしょうが。

 

こんな音が出せるなら、まだまだピアノを続けていろんな曲を弾きたい。

スタインウェイを弾いてそう思いました。

 

ビジョンボードにも入れてますよ。

www.atsu-yuru.net

 

不安感が襲ってくる

やっぱり練習時から不安なパートが吹っ飛びました。

これはソロギターでも経験していることなんですが。

何回も弾いたりして苦手意識を消さないといけませんね。

 

はじめて人前でソロギターを披露したときの模様はコチラ↓。

www.atsu-yuru.net

 

人に聴いてもらえる幸せ

人様に聴いてもらえるってこんなに楽しかったんですね。

ソロギターも発表会で弾きましたが、ピアノは初。

 

ガリ症なので、何回も逃げようとしました笑。

待ち時間は吐きそうでした。

演奏中は常に指がふるえていました。

 

それでも演奏が終わって拍手が耳に入ると思わずこみあげてくるものがありました。

今までの練習・緊張感などが報われて精神が浄化されたみたいでした。

 

これは快感だ。

病みつきになる。

ガリ症でもなんとかなった。

また発表会に出よう。

 

許せないこと

最後にひとつだけ。

絶対に許せないことがあったんですよ。

なにやら不穏ですね苦笑。

まぁ自分に対してなんですけど。

 

終わって客席に礼をするとき、ニヤッとしたんですよ、わたし。

完全に照れ隠しでした。

 

「間違えてカッコ悪い」とでも思ったのでしょうか。

自分では「間違えて恥ずかしい」とは思わなかったのに。

 

間違えながらも弾ききった。

よくやった自分。

とても楽しかった。

と達成感があふれていたのに、礼のときに出た笑みは紛れもなく「バツが悪い」みたいな照れ隠しだったんですよね~。

満足感から自然と出たものではなく。

堂々と胸を張りたかったのに。

強くなれ自分。

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まとめ

ということで、はじめてのピアノ発表会でした。

ミスはしてしまいましたが、達成感の方が大きいです。

人前で弾くのも、こんなに楽しいのか!?

もうすでに次の発表会に向けて練習しています。

 

そして、なにより超高級ピアノスタインウェイ

その音のとりこになってしまいました。

あのピアノでまた弾きたい。

とりつかれたようにそう思っています。

スタインウェイ、魔物だな(なんだこのまとめ)。

 

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