あつく、ゆるく

人見知り・アガリ症の雑記ブログ。ソロギターと外乗が好き。

お金は好きなものに使え!『お金の減らし方』森博嗣著

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「収入の2割は必ず好きな事に使え!」

「好きなものに敏感だとお金持ちになる」

人気作家が明かしたお金に縛られない生き方とは…。

 

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みなさんこんにちは、kyonです。

 

「もっとお金を増やしたい」

 

「どうすれば貯金ができるんだ」

 

生きていく上で、お金の悩みはつきませんよね。

少しでもそんな悩みが減ればいいのに…。

 

自営業兼フリーターのわたしはもっと切実苦笑。 

 

そんなわたしの悩みにぴったりの本と出会いました。

Amazonのおすすめ機能に感謝笑。

 

その本がコチラ。

作家・森博嗣(もりひろし)氏著の『お金の減らし方』です。

 

なかなか刺激的なタイトルですよね。

 

「えっ”減らし方”!?

”増やし方”じゃないの?」って思いますもん笑。

 

でも読み進めていくうちに、あまのじゃく的なタイトルとは裏腹に、真っ当(?)な本だということがわかります。

 

お金は価値と交換するもの 

   ↓

自分が満足するものと交換する

 

つまり、お金を失うことで価値を得ることができる。

 

何にお金を使うか(どうやってお金を減らすか)

   ‖

自分の欲求は何か

 

「いかにお金を減らすか」

「自分の好きなもの」

に敏感でいると、「お金のモノサシから自由になるヒント」が見えてきます。

まわりの価値観に流されない自分の人生の生き方をとりもどします。

 

まえがきだけでも、ガツンと頭をなぐられたような衝撃をうけました。

思考革命が起きました。

間違いなく、ここ数年読んだ本の中で最高の本です。

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「お金がないから好きなことができない」

人はとお金を理由にしがちです。

一方、お金持ちは「お金は使えば使うほど増える」といいます。

人生や価値観を左右する「お金」とは一体なんなのか。

どうすれば、お金の不安が消えるのか?

本書は、著書『作家の収支』でその収入を明らかにするなど、忌憚なく本質を突く作家・森博嗣が 「お金の減らし方」と題し、人生とお金の付き合い方を解き明かします。

投資家やFPでは決して語ることのできない。

「お金」への思い込みをひっくり返す1冊!

お金を他人のために使ってはいけない

・お金はもともと仮想のもの

・お金は社会が保証したもの

・お金は価値を測る物差し

・価値は誰のためのものか?

・自分の欲求をよく知ることが基本

・値段が価値ではない

・ものの値段に左右されない

・お金がないからできない?

・自分の満足を得ることが最終目的

・他者のためにお金を使う人たち

・価値を見極めるためには?

・自分の欲求をよく知ることが基本

目次

第1章 お金とは何か?

第2章 お金を何に使うのか?

第3章 お金を増やす方法

第4章 お金がないからできない?

第5章 欲しいものを買うために

第6章 欲しいものを知るために

(引用元―SB creative

 

この本を読んで特に印象に残ったポイントは、以下の3つ。

  1. 収入の2割を好きなことに使う
  2. 「必要なもの」にはお金を出し渋る
  3. 借金はしない

 

ひとつひとつ書いてきます。 

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収入の2割を好きなことに使う

「お金は自分を喜ばすために使う」

「欲しいものにしかお金を使わない」

これが本書の大きな主張です。

 

多くの人がこの主張を聞いたとき

「なに当りまえなこと言ってるんだ」

と思いますよね。

わたしはそうでした笑。

 

欲しいものを買って

行きたいところに行って

食べたいもの食べて…

 

「好きなことにお金を使っているじゃん!」

て反論したくなるんですよ。

 

でも考えてみると、

「自分の好きなこと・ものにお金を使えてないなぁ」

と思えるお金の使い道があるなと気づきました。

見栄のために使っているんじゃないかと。

 

しかし、僕から見ると、大勢の方は、自分のためにお金を使っていない。誰か人に見せるために使っているのである。

 

もし、写真を撮って人に見せることができないとしたら、それを買うだろうか?それを食べにいくだろうか?その場所へ出かけていくだろうか?

 

「それを所有・経験していることで人から羨ましがられたい」

そんな気持ちでお金を使っていることに、改めて気がつきました。

 

本当に自分が欲しいものか。

本当に自分がしたいことか。

 

基準は自分

そのことについて敏感になれば、無駄遣いは自然と減っていきますね。

 

そして収入の2割を好きなことに使う

これは「防衛費」として、自分の自由や権利を守る意味もあるのだとか。

 

もしこの金額を超えるような大きな買い物がしたかったら、この2割の中から貯金するようにします。

 

単純明快笑。

 

「必要なもの」にはお金を出し渋る

残りの8割は生活に必要なものに使ったり、貯金したりします。

しかし、この「必要な物」には、お金をできるだけ出し渋るんだそうです。

 

最初読んだとき、驚きました。

「必要なんだから仕方ないじゃん」って。

 

でも、著者曰く”逆”なんです。 

 

お金を稼ぐのは、自分のやりたいことをするため。

だからまず、自分の好きなものに使う。

それ以外の支出は徹底的に”絞る”。

たとえば、住んでいる場所の家賃がそもそも高い、子供の教育費だから、友人とのつき合いでしかたがないから、無理をして支出してしまう。(中略)使っている本人は、「これはしかたがない出費だ」と認識しているのだが、僕から見れば、それはまちがいなく「贅沢」である。

 

うっ、耳が痛い…。

 

ここでも、基準は自分。

 

借金をしない

ローンは単なる分割払いではない。

実際の価値よりはるかに高い額を払うことになる。

さきに小さな得をとると、将来の自分に大きなツケを残してしまう。

 

だからよほど今すぐに、という強い理由がないかぎり借金はしない。

 

著者の「借金をしない」という考えは徹底しています。

買うものは、いつも現金一括。

なんと、車や家、土地を買う時も借金をしない

 

さすがにそこまでいくと、

「はじめからお金を持っていたのだろう」

 と邪推してしまいますよね笑。

 

でも、違います。

 

当時、大学の助教授)をしていたので生活は安定していた。

しかし、自分の夢を叶えたくなった。

 

そこでもっと「稼ぎの良いバイトはないか」といろいろと思案されたそうです。

自宅でなにかできないか、と思いついたのが小説を書くことだったのです。

 

それが出版社の目にとまり、小説家デビュー。

 

もともと半分練習のつもりだったので、10作は出版社に送り続ける予定で書き続けていたそうです。

なのでどんどん出版することができたし、書くもの書くものがヒットし、一気にリッチになったそうです。

 

そんな夢物語にうらやむのではなく、著者の計画性・戦略性に感銘をうけます。

 

 したいことがあってお金が足りないなら、何か稼ぐ方法を考えて試してみることが大事ですね。

 

お金に困る原因は十年前にある

 

できるだけ早くから、自分の生き方をデザインすることが、とても大事だと思っている。自分はどんな人生を歩むのか、という大方針を早く持った方が良い。

 

ぼくはこの話をよんで、新しいギターをローンで買うことをやめました笑。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

お金の使い方から、生き方が見えてくるこの本。

とてもおすすめです。

 

みなさんも、「自分が本当に欲しいもの・したいことは何だろう」と考えてみてはいかがですか。

 

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