あつく、ゆるく

人見知り・アガリ症の雑記ブログ。ソロギターと外乗が好き。

八方美人をやめて気楽な人間関係をつくる!『素のコミュニケーション術』ワタナベ薫著

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「好かれたい」と無理をしてしまう。

いつのまにか他人と距離を作ってしまう。

八方美人な自分を変えたい!

そんな悩みにぴったりの本に出会いました。

 

みなさんこんにちは、kyonです。

 

とつぜんですが、ぼくは人見知りです。

 

第一印象をよくしようと頑張ってしまう。

その印象を守ろうするあまり、”素”の自分を出せない。

結果、窮屈な人間関係をつくってしまう。

 

気を使うから、人と会うのがおっくう。

人が嫌いじゃないのに。

 

”素”を出せたら、もっと楽になれるんだろうな。 

でも”素の自分”を出すのが怖い…。

 

ずっと人間関係の構築・維持方法に悩んでいます。

 

そんな自分にぴったりな本に出会いました。

それがコチラ。

ワタナベ薫氏著の『自分に自信がないあなたでも必ずうまくいく素のコミュニケーション術』です。

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「好かれたい」、「見くびられたくない」から素の自分を見せるのが怖い。

気を使いすぎて疲れる。

愛想笑いが多い。

会話テクニックはもうウンザリ!

らくに人間関係を築きたい!

そんな人に贈る、ユルくて頑張らないコミュニケーション術の本です。

 

内容紹介

会話にテクニックはいらない!

5,000人のメンタル・コーチングをしてきた著者が明かす人間関係の極意。

ムリしなくても苦手な人と打ち解ける最適な方法! 素になるステップから素で相手の心を開く方法まで。

気になるあの人と一歩距離を近づける 究極に楽なコミュニケーション術を教えます。

人見知りでも口下手でもいい誰でも一瞬でできるコミュニケーション術虎の巻!

 

【目次】

第1章 本当はみんな素になりたい

第2章 どうしたら素になれる

第3章 これで悩みを解消! 素で相手の心を開く

第4章 ゆっくりと素になっていこう

第5章 誰とでも素コミュニケーション!

Amazon.co.jp商品ページより引用)

 

「何も考えない会話」を目指す

この本は「何も考えない会話」を目指します。

 

会話の話題を無理やり探したり、

「これ言ったら嫌われるかな?」

と相手の反応を先読みする会話をやめましょう、という本。

 

まず”素”でいることの大切さを説きます。

「たしかに」と納得することがたくさん。

意識が変わります。

 

とはいいつつも、やっぱり素を出すのが怖い。

 

なので

「どうやって素を出していくか」

「出せる自分になれるか」

も載っています。

 

素でいる人には一貫性がある

人間関係で陥る失敗(?)として、必要以上に自分を取り繕ってしまうことがあります。

ぼくはよくやってしまいます(^^;。

 

「嫌われたくない」

「和を乱したくない」

という優しい気持ちからきていると思います。

 

初対面で相手の人格を「判断」するとき、およそ数秒から30秒でだいたいの見当をつけるそうです。

なおさら素を出すのが怖くなりますが…。

 

だからこそ素を出した方がいいと筆者はいいます。

 

というのも、長く付き合っていくと相手の興味がだんだんと自分の内面に向いてきます。

そのとき、第1印象と違ったら…

「あれ、この人は、前会ったときと印象がずいぶん違うな。どっちが、本当なんだろう」

「なぜ、前回はあんなに取り繕って接してきたんだろう?」

 と感じ不安になるのです。

 

はじめから素を出せていたら、そんなことはありません。

「以前偽って出した”いいイメージ”を崩せない」と無理にいい顔をする必要もありません。

 

以下、長いですが本文から引用です。

昔、私が会社務めをしていた頃、同僚に、雰囲気が優しいホンワカした女性がいました。ですが彼女は、その雰囲気とは裏腹に、自分の気持ちをはっきり言う女性でした。

 

気が進まない飲み会の誘いは、「いいえ、私はいいです」と断り、何か用事でもあるの?と聞いても、

「いや、あんまり気が乗らないので」と、表情も変えずにサラッと言ってしまうような人でした。

(中略)

そんな彼女を見て、最初は、付き合いが悪いとか、敬意が足りないと言う人もいました。

でも、大方の人たちの彼女に対する印象は、悪くはなかったのです。なぜなら、彼女は仕事はきっちりしていたし、彼女には裏表がまったくなかったからです。

 

そして、彼女が「気が乗らない」と言うなら、その通りだろうし、「今日は用事があるから~」というなら、それを疑うこともありません。

彼女の存在は、だんだんと職場に安心感を与えるものに変化していきました。

 

やがて、彼女は周りから信頼されるようになり、大切な仕事をいくつも任されるようになっていったのです。

 

特別に持ち上げられることはありませんでしたが、みんなから「彼女はこういう人だから」と認識されて、彼女自身にとっても楽な人間関係を周りに作っていきました

こんな人間関係が築ければ、まわりも自分も楽ですね。

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考えすぎるからうまくいかない

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未来に対して常に不安を抱えている人は、最悪の場合を想定して、そうならないように行動する癖があります。

コミュニケーションにおいても、そのように考えて逆算をしがちです。

 

Aと言うと、Bになるから、Cと言っておこう、など。

これが自分を苦しめる。

 

苦手なものをもらったら…

たとえば、職場や近所の人からお土産をもらったとき。

それが自分の苦手な抹茶だったら、どうしますか?

(ぼくは抹茶は好きですが笑)

 

厚意で買ってきてくれたものだから断れない。

お土産を受け取らないと、人間関係が悪くなりそう。

 

じゃあのちに感想を求められたら?

 

おいしかったと言わないと、人間関係がぎくしゃくしそう。

でも下手に「おいしかった」というと、「そういえば抹茶味好きだったよね」って今後も抹茶味をもらいそう…。

 

これでは悪循環。

 

では、どうすればいいのでしょう。

未来への不安を断ち切るには、状況によって変わらない自分を中心にコミュニケーションを組み立てていくことが一番良い方法です。

 

この場合、「抹茶嫌いな自分」というのが、変わらない自分なので、これを伝えることを優先すべきです。

 

「お土産ありがとね。実は私、抹茶食べられないんだ。でも家族が抹茶クッキー大好きなの!きっと喜ぶわ!ありがとう!」

 これで自分も楽に。

 

相手の反応を先読みせずに、自分の感じたままを表現する。

あなたは来た球を打ち返すだけでいい

リラックスした空気と安定感がありますね。

 

どうしたらみんなと打ち解けられる?

職場や人の集まりでうまく会話に入れない、という経験はありませんか?

あるいは「自分の居場所がないなぁ」と感じたり。

 

そんなときでも「コミュニケーションをとらなくては!」と無理に思わなくていいし、

「変わらなければいけない!」という思い込みもしなくていいと筆者はいいます。

 

「まずは、周りを観察することに徹してみるのはいかがでしょう」と。

 

このトピックに出てきたストーリーがいいなぁと思ったので、こちらも長いですが引用させて下さい。

コミュニケーションが苦手なWさんという女性から相談を受けたときのこと。

 

彼女は、誰と話をしても緊張するタイプの人でした。

何を話したらいいかわからないし、長年勤めていた会社でも誰ともあまり話さないので、何となく自分の居場所がないような感じがしていたそうです。

(中略)

一か月後、彼女が報告に来ました。

 

彼女は、自分は今まで周りの人々をほとんど見ていなかった、ということに気づいたそうです。以前の自分は、意識は常に自分の方に向いていて、「どう見られているかな?」とか、人と比べて「自分はダメだー」とか「今の発言で私はどう見られたかな」ということばかり考えていたそうです。

 

 よく周りを観察するとうになってさらに気づいたのは、今まで自分が見ていたのは、目の前のパソコンと、他の人の顔以外のあらましをボンヤリ眺めていただけ。

つまり、顔や表情はみていなかったことにも気付いたそうです。

 

 観察を続けていくと、さらに色々なことに気づいたそうです。

みんなの朝の挨拶がさわやかであること、

笑顔で自分に挨拶してくれていたこと、

イライラしているように見えていた同僚は、仕事に非常に熱心で会社の売り上げを伸ばそうと必死になっていたこと、

上司のネクタイが毎日違うことにも驚きでした。

花粉の時期には、鼻がみんないつもよりも赤くてカサカサしていたことなど……。

 

そのうち、他人の表情もわかるようになりました。

いつもより元気で何かうれしそうだな、昨日よりも疲れてそうだな、とか……やがて、そうしてキャッチできたことが自然と言葉に表れるようになったようです。

あるとき、ある男性の社員に

「何かうれしいことでもあったんですか?」

と聴いてみたそうです。聴かれたほうは、まさか彼女がそんなことを聴くとは思っていなかったので、最初はびっくりしていたようでした。

 

ですが、自分がうれしそうにしていることを指摘されて、嬉しかったのか、

「わかる?Wさんだけだよ。俺が嬉しそうにしているのがわかったのは……実はさぁ~……」

という具合に自然と会話までできるようになったのです。

 

しかも、もともと会話しようと思っていたわけではなかったので、彼女も素で答えられたそうです。

「うん、だって、そう見えたから」

そのことがきっかけで、会社の飲み会にも誘われるようになり、社内では彼女のことをなんか明るくなったよねー、とか、癒し系とまで言われるようになったそうです。

こんなコミュニケーションがとれるといいなぁ。

これも上↑であげた「相手の反応を先読みせずに、自分の感じたままを表現する」に通じるものがありますね。

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ほんとうに素の自分でいいの?

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そうはいっても、やっぱり素の自分をだすのが怖い。

どうやって”素”を出したらいいの?

 

この本には素になるためのステップ・意識がのっています。

  •  相手との距離感の簡単な測り方
  • 「奔放」と「素」のちがい
  • ひとり反省会をやめる方法
  • 自分の感情の伝え方

など、気になる情報がもりだくさん。

著者のやさしい人柄も伝わってきて、すごく読みやすいです。

 

ぼくはこの本を読んで、すごく気が楽になりました

自分が警戒心をとくと、会話の空気もユルく安定したものになりますね。

 

ほんとうに、今の自分にドンピシャな本でした。

このタイミングで出合ったのは、なにかの縁。

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まとめ

素が出せなくて、人間関係に疲れる

いつのまにか窮屈な人間関係になってる

愛想笑いが多くなってしまってる

そんな悩みに絶大な効果を発揮する本でした。

 

「”素”が出せなくて気を使ってばっかだなぁ」と悩んでいる方はぜひ手にとって読んでみてください!

「気をつかわないコミュニケーション術」でしたら、コチラの本もすごくオススメです。

www.atsu-yuru.net

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