あつく、ゆるく

人見知り・アガリ症の雑記ブログ。ソロギターと外乗が好き。

人生をかえた本―と再読するための勇気~ホーストレッキングの世界を教えてくれた本~

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この本と出会って、ぼくの人生はかわりました。

でも、コミュ障のぼくにとって、この本と再会するのはちょっと勇気が必要でした…。

みなさんこんにちは、kyonです。

今日は、ぼくの人生をかえた本をご紹介します。

 

それがコチラ。

乗馬トレッキングに行こうっ―初心者による超初心者のための乗馬読本
 

 布襟田円(ふえりだえん)氏著の『乗馬トレッキングに行こうっ』です。

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保険が満期になって…

浮気性の彼氏にサヨナラが言えないで…

いろんな偶然が重なって、ひょんなことから乗馬をはじめた筆者。

 

しばらくすると馬場から飛び出し、乗馬トレッキング(外乗)の世界へ。

しだいに、馬と自然を満喫する乗馬トレッキングに魅せられていく…。

 

主旨は、とりあえず馬に乗ってみなさいな、ということである。

 

馬って可愛いなぁ、とか、乗馬したいけどお金がないしぃ、とか考えている方々向けのエール 

と冒頭で触れられてある通り、乗馬初心者が、乗馬に興味がある人に向けて書いた本です。

 

ちょっと文章が独特。

余談だが(今のうちに白状するが、この手記には余談が多い。余談だらけと言ってもいい。だが、余談のない人生なんて、いったいどうだろう?)~

こんな感じの文章が続きます(全部ではない)。

これは好みがあるかも。

 

でも!

だからこそ!

 

文体が軽く、読みやすい。

30分~1時間で読み切れます。

 

ときにクスッとしたり。

ゴンはいくら叱っても道すがらのつまみぐいをやめないので、緑黄色のよだれをたっぷり垂らす。しかも馬房に帰って、ブラッシングや裏掘り(ひづめの裏を掃除すること)をする際、そのよだれをこすりつけてくる癖があるのだ。

お馬鹿たれ。

 

この本との出会いは、図書館でした。

新刊コーナーにならんでいたんです。

2006年発行なので、もう10年以上も前のこと。

 

表紙を見た瞬間、ぼくの人生は変わったんです。 

全身に稲妻が走るかのような衝撃でした。

「馬に乗ってトレッキングできるのっ!?」って。

 

当時のぼくは、高校生。

むっかしから動物が好きで、乗馬にも興味はありました。

 

でも、まさか…

馬に乗って大自然のなかを駆け巡る

そんなことができるなんて。

 

「いつか、馬に乗って大自然にでよう」

 

乗馬トレッキングをする、それがぼくの夢の一つになりました。

 

 

それから10年以上たち、2年前に初の乗馬を体験。

www.atsu-yuru.net

 

2か月後には乗馬ライセンスをとり

www.atsu-yuru.net

 

その2週間後には、初の乗馬トレッキングへ。

www.atsu-yuru.net

 

この本と出会ったことで、 ぼくの世界は広がりました。

もう乗馬トレッキングのない世界には戻れません。

 

馬との一体感、言葉も(あまり)通じないし、お互いにかなり価値観の違う世界に生きている動物同士が、協力し合ってひとつになったような、おおげさかもしれないが、そんな充足感を感じるのだ。

乗馬トレッキングは、最高のスポーツのひとつだと思う。

乗馬トレッキングの楽しさは、この文章が表してくれています。

 

www.atsu-yuru.net

 

乗馬を少しながら体験したぼくにとって、再読も面白い。

この本を読み返してみると、思い当たることがいっぱい。

 

 「あっ!

そうそう!

そうなるよね!」

 て、なります笑。

 

私達を見つけて、一人が声をあげた。

「あっ馬だ!」

(中略)

子供達は、大喜びではしゃぐ。

私は、口元がゆるむのを抑えられない。

手を振っただけで歓声をあげて喜んでもらえるなんて、よほどの有名人でもなければ、なかなか味わえるものではないだろう。

 

この記述とか、まさにコレ↓ですから!

www.atsu-yuru.net

 

昔は”外”からあこがれの目の読んでいましたが、今では共感できちゃう。

思い切って挑戦してみて良かったなぁ。

それもこれも、この本のおかげです。

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さて、この本。

再読するには、少し勇気が必要でした。

あくまで、「ミュ障のぼくにとって」ですけども(^^;。

 

「乗馬をはじめた今読んだらどうだろう。」

ということで、また読むことにしたんですよ。

昔図書館でみつけた本だったので、図書館で探索。

 

あれれ。

スポーツのところにない。

動物のところにもない…。

 

嫌な予感が…。

 

蔵書検索へ。

「乗馬トレッキング」で検索。

 

すると

閉架

の文字が…。

 

やっぱり…。

 

閉架とは、書庫にしまってある状態。

借りるには、司書さんに声をかけなくてはありません。

 

上でも書いたように、この本は2006年発行。

14年前の本なので、書庫にしまってあっても仕方のないことですが。

 

コミュ障のぼくは、「閉架の本お願いします。」ということもできないのです(^^;。

閉架」と書かれていれば、「なら借りなくていいか。」となってしまうのです。

書いてて、ヘタレすぎる自分が恥ずかしい…。 

 

しかし、それは過去の話。

今回はなぜかちょっと勇気が出せそう。

 

そしてカウンターへ。

 

「書庫にある本をお願いします。」

とお願いすることができました。

 

ふつうの人からすると、なんでもないこと。

それでも、コミュ障のぼくにとっては大きなこと。

ぼくも成長してるんだなぁ笑。

 

ということで、ぼくの人生をかえてくれた本の紹介でしたー。

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